ちゃららのごくどう日記

土佐弁で、なまけ者とか、ぐうたらな人のことを「ごくどうもん」と言います。自由な土佐の山間から、田舎のおばちゃんが、あれこれ書いてみます。

ゆのすを使って、田舎のちらし寿司を作ってみよう!

皆さん、こんにちは! 自称、土佐の田舎料理研究家のちゃららでーす。

そして、私の拙いブログをいつも読んでいただきまして、本当にありがとうございます。皆さん、夏バテとかしてませんか?

 

それにしても、毎日、本当に暑いですねぇ。今日も朝からいい天気で、外に出ただけで汗だくになるような気温です。お日様が、もうちっと遠慮してくれたらいいがですけど、うまいこといきません。

ところで。

最近、「朝から顔色が悪いで!」と主人から言われるくらいの白塗りで仕事に出掛けゆうがですが、昼前には、日焼け止めも毛穴の汚れもお肌の潤いも何もかも、全てが汗で流されて、どこに何を塗ったのかすら、思い出せない毎日です。この調子やと、夏が終わるころには、ガングロギャルとしてデビューできるかもしれません。今のうちに、厚底サンダルとミニスカートも買うちょこうかなぁ。あっ、でも、パラパラの振り付けをよう覚えんき、やっぱ、無理かなぁと、ちょっと心配しています。

 

そもそも、高知は暑いところながですよ。なので高知県民は、他県の皆さんに比べたら、暑さに対する耐性はできちゅうほうやと思います。けんどね、こんな暑い日が毎日続いたら、さすがの高知県民でも身体はだるくなるし、食欲やって減退します……。もう、泡の出る流動食以外は食べたくない!って、つい言い出しそうになるがですね。

あっ、もちろん、私の場合、ですけども(笑)。

でもねぇ、夏場を乗り切る定番スタミナ料理の鰻もお肉も、この前バーベキューで食べたがですよ。もうなんか、こってりしたものより、もっと、あっさりしたものが食べたいっ!

たとえば、「ゆのす」が効いたさっぱりしたものとか……。

 

と、いうわけで、今回は「ゆのす」が効いた田舎のちらし寿司を皆さんに紹介したいと思います。

なんたって「ゆのす」には、美肌効果やリラックス効果、コレステロール値を下げる効果の他に、疲労回復効果もあるらしいし、他にも殺菌作用、食中毒予防効果もあるがですよ。夏場にはぴったりですよね。おほほほほ。

 

 さて。

私が住みゆう高知県東部でお寿司と言うたら、いわゆるお酢(穀物酢)はあんまり使いません。皿鉢料理に乗っちゅうサバの姿寿司のサバも「ゆのす」でシメてお寿司にします。

私の得意料理、鮎の姿寿司の鮎も、当然ですが「ゆのす」でシメて、酢飯にも「ゆのす」を効かせて作ります。

ちなみに、鮎の姿寿司は、こんな感じです!皆さん、よだれ、出ましたか?

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(すみません。わたくし、しれっと自慢しております)

この、鮎の姿寿司も、合わせ酢の配合は「ゆのす」を効かせた他のお寿司と同じ、基本の配合で作るがです。そして、基本の配合で混ぜ合わせた酢飯に、砂糖と醤油で煮た具を混ぜこんだのが、田舎のちらし寿司になるがですね。

それでは、作り方を説明していきます。

 

ーー材料ーー

 米3合

(合わせ酢)

 ゆのす(塩入り) 大さじ5

 砂糖     大さじ4

 塩      小さじ1弱

 うま味調味料 小さじ2分の1

 (具)

 サバの切り身 半身の半分

 油揚げ    小一枚

 人参     50グラムくらい

 椎茸     4、5枚

 こんにゃく  40グラムくらい

 生姜     ひとかけ(30~40グラム)

  いりごま   大さじ2

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 (仕上げ)

 錦糸卵    適当に

 すまき    一本

 さやいんげん なかったき、キュウリで代用

 紅ショウガ  ピッピ

 

① まず、お米を洗って炊飯器にセットしたら、いつものご飯を炊くのと同じ要領で炊きます。寿司飯は、水分量を少なめに炊く人もいますが、私は普通に炊いたほうが好きなので、いつもと同じ水加減で炊きます。まぁ、これは好みの問題ですね。

② お米が炊き上がるまでの間に、具材を煮ます。

油揚げ、人参、椎茸、こんにゃくをf:id:kitagawayuzu:20180716223926j:plain

こんな感じで大きさをそろえて刻んだら、砂糖とうす口しょう油と出汁で、10~15分程、弱火で煮ます。今回は、出汁100CCに、砂糖大さじ1、うす口しょうゆ大さじ2弱くらいで味付けしましたが、こんなんは、皆さんのお好みで適当に味付けしてください(笑)。具も、春ならタケノコやエンドウ豆、他にもヒジキやゴボウやレンコンなどなど、ちらし寿司に合いそうな具材なら何でもオッケーです。

③ サバを焼きます。焼きあがったら、骨と皮を取り除いて、身をフレーク状にほぐします。

④ 生姜をみじん切りにします。そして、合わせ酢の材料(ゆのす、砂糖、塩、うま味調味料)をボールに入れ、③でほぐしたサバとみじん切りにした生姜を入れてよく混ぜます。

⑤ ②の具材をざるにあげ、煮汁を切ります。

 

さあ、このあたりで、ご飯が炊き上がって、いい感じに蒸らし終わっちゅうがです。いよいよ仕上げでーす。

 

⑥ 炊き上がったご飯を、寿司桶や大き目のボールなどに移し、④を回しかけ、いりごまを加えたら、しゃもじで素早く、切るように混ぜます。そして、合わせ酢がだいたい馴染んだところで⑤の具を入れ、 今度はさっくりと混ぜ合わせます。

⑦ ⑥を器に盛りつけたら、仕上げ用の錦糸卵やすまき(ナルトの親戚みたいなやつ)なんかを飾り付けて完成!

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ヤッター!美味しそ―♡

 

高知ではそうめんも、このちらし寿司のように、錦糸卵や煮つけた油揚げ、椎茸でデコレーションするがです。

大皿に盛りつけて、みんなでシェアして食べるのが一般的です。そして、そうめんの上に、青い柚子の皮と、生姜をすりおろして食べたら、もう、めっちゃ美味しい!

あっ、冷ややっこにも、青い柚子と生姜のすりおろしが合うなぁ。

青い柚子、スライスして焼酎に入れても美味しいよね。あとは、焼いた鮎にはゆのすが美味しいがって、これが!

みんなあ、柚子、食べてみたくなったやろ。

うっしっし……。

さあ、暑いこの時期、さっぱりとした柚子料理、あなたも試してみませんか?